良心的・技術力が高いiPhone修理店の見きわめ方

良心的・技術力が高いiPhone修理店の見きわめ方

 Appleストアや正規修理サービスプロバイダーの弱点、「激混み、待たされる」、「高い」、「データを消される」を克服するサービスを提供するiPhone修理店。それでちゃんとした質の高い修理が行えるなら文句なしなのですが……。
 世の中そんなにうまい話が転がっているわけではなく、上に書いたような非正規業者のデメリットもあります。「近いから」、「安いから」という理由だけで安易に選ぶと、悪質な業者や技術力の低い業者に当たってしまうかもしれません。そうならないために、良心的な業者の見きわめ方、技術力がしっかりした業者の見きわめ方をしっかり知っておくことが大切です。そのポイントをまとめていきましょう。
 
■ホームページをチェックする
 IT機器にかかわる仕事をしていながら、ホームページもない業者はまず論外です。外しましょう。
 
実体があるか、確認
 ホームページがあったら、電話やメールの連絡先、受付の場所が明示されていて、きちんと実体のある事業をしているか確認します。iPhoneの修理店として、何年くらい営業しているかも、書いてあればチェック、気にとめておきましょう。
 
・料金をきちんと明示しているか
 それから料金について、部品代だけでなく工賃、サービス料金まではっきり書かれているかチェックしましょう。のちほど電話をかけたり、営業所に出向いたりするわけですが、ホームページ上に記載された料金と、電話や現場で聞く料金とでズレがある場合、その業者は疑わしいと考えられます。
 
・プライバシーポリシーを掲げているか
 個人情報がぎっしり詰まったデバイスを預けるかもしれない業者ですし、当然、データを覗いたり抜き出したり、しようと思えばできる技術も持っています。そうした個人情報の保護を、法律にしたがってきちんと行っていることを示す「プライバシーポリシー」が、ホームページ上に掲げられているかという点も、重要なチェックポイントです。
 
口コミ、ランキングサイトもチェック
 その業者自身のホームページだけでなく、第三者が運営している口コミサイトやランキングサイトも参考にしましょう。業者自身が紹介している「お客様の声」は、ほとんど「やらせ」ですから信用できません。また、一見第三者が運営しているように見えて、実は特定の業者に誘導するようなサイトもあります。そういうところは少し見ればすぐにわかりますので、ほかに行きましょう。
 
電話をして、その対応を見る
 良さそうな感じの業者が見つかったとしても、実際のところ、その業者に所属するひとりひとりの技術者によって技量は変わってきます。直接連絡をとって、担当してくれる(かもしれない)技術者さんの感触をつかむことが大切です。そこで、足を運ぶ前にまずは電話です。
 
・状況の聞き取りが上手かどうか
 「フロントパネルが割れた」とか「電源が入らない」といった、シンプルで説明しやすい故障ならいいのですが、中には素人が上手に説明するのがむずかしい不具合もあります。あまり上手に言えなくても、的確な質問を投げて状況をうまく聞き出してくれるようであれば、その業者は技術的な知識がちゃんとしていると考えられます。そうではなくて、「とにかく持ってきて見せてみろ」的な対応をするようだと、技術力が低いか、押しつけがましい修理をする業者である可能性があります。
 
・費用を教えてくれるか
 費用の見通しを教えてくれるかどうかも重要です。「見てみないとわからない」などと言うようだと、ぼったくられる危険性があります。デバイスの丸ごと交換ではなく、不具合箇所のピンポイント修理ができることがiPhone修理店の良いところなのですから、「これこれで済めば○○円、これもやるようだと○○円」といったように、具体的に教えてくれるようだと安心です。
 また、ホームページ上に記載された料金とちがいがないか、という点にも注意しましょう。
 
長く営業しているかどうかチェックする
 小さなスペースでiPhone修理をする業者はここ数年で急増していますので、長くやってきている業者を見つけるのは少しむずかしいかもしれません。しかし、長くやっていられるということは、それだけ技術力もあって実績を重ねてきているということなので、信用できます。なるべくそういう、長く実績を重ねている業者を選ぶようにしましょう。
 事業を続けてきた年数は、ホームページに書いてあることもあるでしょうし、書いていなければ電話をかけたとき、業者に足を運んだときに直接たずねてもいいでしょう。
 
非正規業者のデメリットを告知してくれるか
・正規の保証の対象外になること
 前述したように、Appleストアや正規修理サービスプロバイダーは、非正規のiPhone修理店が手をつけたデバイスについては保証の対象外にします。具体的には、スピーカー、レシーバー、iSightカメラ、バイブ・モーター、フロントパネルの交換を非正規店で受けたものは修理を受け付けますが、費用は保証外の金額になります。非正規店でバッテリーやロジックボードの交換をしたiPhoneは、現在でも修理受付されません。
これはかなり重大なリスクですので、iPhone修理店ならかならず告知する誠意がなければ話になりません。ユーザー側が知っておくべきことであるのも事実ですが、なかには知らずにコンタクトしてくる人もいますし、知っている人にでもあらためて確認すべき重要事項です。ホームページ上にも書いておらず、電話や訪問の際にも早い段階で告知しない業者は避ける方がいいでしょう。
 
・純正パーツかサードパーティー製パーツか
 多少高めでも純正パーツで修理してくれる業者、安いかわりに純正ではないサードパーティー製のパーツで修理する業者、さまざまなケースがあります。安い粗悪なパーツを用いるため、修理後のパフォーマンスや使い勝手が悪くなってしまう可能性があったら、正直に伝えてくれる業者を選びましょう。純正パーツとサードパーティー製パーツの両方の用意があって、「信頼性か、安さか」、選べるのであればそれがいちばんです。安くても信頼性がしっかりしているパーツも、なくはないでしょう。そうした説明や確認はすべきです。
 
サードパーティー製のパーツにはどんなものがあるか
 参考知識として、純正品以外のサードパーティー製パーツにはどんな種類のものがあるか、フロントパネルを例に記しておきます。
 
① 再生パーツ
 修理のため取り外したフロントパネルで、ガラスが割れているだけで液晶部分が無事なものを再生したタイプです。純正品でないガラスを、純正品の液晶に貼り付けて作ります。
 液晶部分は純正ですから、品質はまあまあ良い方です。
② 組立パーツ
 分解された純正品のパーツで、無事なものを組み合わせて作るものです。非純正品と組み合わせることもあります。組み立てや接着に粗悪なものが見られることが多くなります。
③ コピー品
 純正品をまねて作ったものですが、クオリティまではまねできず、「劣化コピー」になってしまったものがほとんどです。お察しの通り、多くは中国製です。
 
 再生パーツなら、ほぼ許せる水準の修理が可能です。
 安さだけを売りにしている業者は、組立パーツかコピー品を使っている可能性があります。

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